お待たせしました。今回はいろいろ寄り道をしたいので、前置きはせずさっそくコードを見ていきましょう。
- getTimeline() 関数:コンソールに表示
void getTimeline(){
try{
statuses = twitter.getHomeTimeline();
for(Status status : statuses){
println(status.getUser().getName() + "\n" +
status.getText());
}
}
catch(TwitterException e){
println(" Get timeline: " + e +
" Status code: " + e.getStatusCode());
}
}
たったこれだけ。まず、初めで宣言したコレクションに、Twitter から取ってきたTL の情報を代入します。その後
for-each ループで、それぞれのオブジェクトについてユーザー名とツイートの内容を取得して、表示させています。例外時の処理も書かないといけないので、try-catch 構造を使います。これを実行すると、最新のツイートの上位20個がコンソールに表示されると思います。
- getTimeline() 関数:テキストとして表示
でもね、せっかくウィンドウを作ったんだから、やっぱりそこにtext() を使ってTL を表示させたい。そういう訳で、上のコードを少し変更してみましょう。
void getTimeline(){
int i = 1;
try{
statuses = twitter.getHomeTimeline();
for(Status status : statuses){
text(status.getUser().getName() + "\n" +
status.getText(), 30, 40*i);
i++;
}
}
catch(TwitterException e){
println(" Get timeline: " + e +
" Status code: " + e.getStatusCode());
}
}
int 型の変数を用意したのは、それぞれのオブジェクトごとにツイートの表示位置を変えるためです。
text() では文字情報だけでなく、x, y の位置情報も引数として渡してあげなくてはなりません。なので、オブジェクトを処理するたびに1を加算してy 座標を変更することで、取得したツイートを縦に並べて表示できるようにしています。
ぐぬぬ・・・、気付かれないようサラッとやり過ごすつもりだったけど、やっぱりバレたか。コレね、実はぼくもよく分かっていない。小難しい英語のドキュメントなんか読んでも、分からないものは分からない。とりあえず、今回のプログラムに沿って書き換えてみました。
/** for-each ループを使ってコンソールにTL を表示 **/
statuses = twitter.getHomeTimeline();
for(Status status : statuses){
println(status.getUser().getName() + "\n" + status.getText());
}
/** ふつうのfor ループに置き換えてコンソールにTL を表示 **/
statuses = twitter.getHomeTimeline();
for(int i = 0; i < 20; i++) {
println(statuses.get(i).getUser().getName() + "\n" +
statuses.get(i).getText());
}
これがfor-each ループとふつうのfor ループの書き換えのようです。後者では、コレクションの中で何番目のオブジェクトかを指定する添字を使って、get() により毎回それを引っぱってくる必要があります。この処理を簡略化したものがfor-each ループだということで、この問題は解決とさせて下さい(やっぱり逃げた)。
Twitter のTL から最新のツイートを5つ取得して、テキストとしてウィンドウに表示するプログラムです。20個だとちょっと多いので、サンプルとして必要最低限の数ってことで。for-each ループではなく、ふつうのfor を使って書いていたものです。
import twitter4j.conf.*;
import twitter4j.*;
import twitter4j.auth.*;
import twitter4j.api.*;
import java.util.*;
String consumerKey = "xxxxx";
String consumerSecret = "xxxxx";
String accessToken = "xxxxx";
String accessSecret = "xxxxx";
Twitter twitter;
List<Status> statuses = null;
void setup(){
size(480, 320);
background(0);
ConfigurationBuilder cb = new ConfigurationBuilder();
cb.setOAuthConsumerKey(consumerKey);
cb.setOAuthConsumerSecret(consumerSecret);
cb.setOAuthAccessToken(accessToken);
cb.setOAuthAccessTokenSecret(accessSecret);
TwitterFactory tf = new TwitterFactory(cb.build());
twitter = tf.getInstance();
}
void draw(){
}
void keyPressed(){
getTimeline();
}
void getTimeline(){
try{
statuses = twitter.getHomeTimeline();
for(int i = 0; i < 5; i++){
text(statuses.get(i).getUser().getName() + "\n" +
statuses.get(i).getText(), 30, 40*(i+1));
}
}
catch(TwitterException e){
println(" Get timeline: " + e +
" Status code: " + e.getStatusCode());
}
}
こんなエントリを読んでいらっしゃる暇な皆さんお気づきだと思いますが、text() は自動で改行してくれないのでツイートが長くなってしまうと、文字がフレームアウトして読むことができません。GUI ライブラリなんかでもっと見栄えよく仕上げたいとも思ったのですが、勉強不足のせいもあって、まだ形にもできず・・・。
ControlP5 っていうのが有名なサードパーティによるライブラリみたいなのですが、これは日本語の表示に対応していないみたいで、文字化けしてしまいました(対処法があるのかもしれないけど、見つけられなかった)。
こんなまとめサイトもあるので、これから少しずつ他のライブラリにも探りを入れていって、感想でも書ければなあ・・・と思います。参考にさせてページは、以下のとおりです。ほな、さいなら。
- Twitter4j コードサンプル
- Processing Forum : get the timeline from a user with twitter4j (英語)